ジェネラリストになりたい

ジェネラリストになりたい。

医療的な介入や治療をするお医者さん、ってよりは医療中心に困ってることの相談をなんでも受けるお母さん、みたいな立ち位置がいいな、

医師ー患者関係って堅いし情報の非対称性から主従関係ができてしまってる気がして、どうしても相談しにくかったり先生にこんなこと言ったら怒られるんじゃないかな、とか恐れられてしまいそう、

ちゃんとフラットな関係で溶け込んで、なんでも相談してくださいね、こっちも困ったときは頼らせてもらいたいです、って関係性がいい。

 

専門はない、っていうけど、

患者さんの専門。

患者さん本人とご家族について第1.5人称くらいの立ち位置かな。

特定の臓器、ターゲットの専門ではなくて。

 

 

なんでも相談に乗ります!なんでも治療しますではなくて。

生活背景まで、全人的に診る医療

マルチモビリティ(多疾患併存)

家族の問題も絡む複雑困難事例

対応できる年齢、疾患の幅広さ

 

こういう要素ひとつひとつがなんか腑に落ちるというか、自分の理想像とぴったりマッチするし、

 

なんでも好奇心旺盛のままに突っ走って手を広げる、なんでもやりたがりやさんの自分には性格としてもすごく合うなぁっていう実感がある。

 

んー!ジェネラリストになりたいや!

将来何したいの?ーんー、わからん!

ー将来、何したいの?

そう聞かれるといつも、

まず診療科としては家庭医療に興味あります。

ジェネラリストして幅広く、患者さんの生活背景とか家族関係まで診られる医師になりたい、

場所は離島がいい。

そのうえで今はまってる行動経済学の実践なり、ヘルスプロモーションなり、自分にしかできないことを何かしたい。

そのあたりどうしていくかはまたその時々で考える感じですかね〜っていう風に答えてる。

 


一方で、あたたかい家庭を築きたい。

家族が幸せで笑顔あふれる家庭を築きたい。

なんなら自分にとってそっちの方が大事というか、人生一度きりを考えたときにそっちの方に全力を注ぎたい。

自分が今幸せなのは家族があってこそで、仕事に精を出せるのも家族あってこそになるんだろうなぁ、と思って。

 


だから将来何したいの?って質問は

キャリアの文脈に聞こえるしそう答えなきゃいけないと思って答えを用意してるんだろうけど、

別にどういう暮らしをしたいか、幸せな笑顔あふれる家庭を築きたい、とか120才までダンスして健康ピンピンで生きたい、っていうふうに考えてもいいんじゃないか、って。

 


高校のときからキャリア教育とかを受けて、医学部での面接を受けて、って道を通ってると

将来どうしたいの?

ーはい、キャリアとしては医師として、、

 


ってキャリアにしか答えがないような洗脳を受けてきた。

 


でも今のとこ人生どんな風になるか読めないから、

家庭です、でもキャリアです、でもなく

 


自分らしく笑顔いっぱいで、

好きな人と幸せに生きられる。

 


それが将来やりたいことかと思う。

 

 

 

家庭医的ってキャラクター?あたたかい人とは。の話

 


あったかい人になりたいな〜。

また話しに行きたい、って思われる人になりたいなぁ〜。

 

 

 

聞き上手、傾聴がうまい先生って言うのかな、って

それだけで患者さんに語ってもらえる情報量が格段に増える気がして。

学校生活の悩みとか家族関係の話とか。。

そこから見えてくる背景と主訴との関連。

 


この先生(おかあさん笑)なら安心して話して大丈夫、って思ってもらえるのか、

いやこんなこと言ったら先生に怒られるから言っちゃダメだ、、って萎縮されてしまうのか、、

 


飯田先生、タブタイのみんな、かねちゃん、みほさんおーはたさん、とかとか、、

聞き上手でこの人なら安心してしゃべれる、受容してもらえる、って思えるロールモデルがたくさんいる。

相槌の打ち方。その頻度だったり間隔、トーン。

日本人は相槌が多くてうるさいみたいだけど、自分もたぶんそうだ笑 

いい聞き方がしたいな〜って思うあまりに相槌が先走ってる。

じっくり文章の最後の句点まで相手の話を聞くことを意識したい。

 


聞いた内容をそのまま反復したり、じゃあこういうことですね、って先読みしたり。

これはりくが教えてくれたこと。

 


あとは表情。アルカイックスマイルというか、穏やかな雰囲気で包んでくれる。

 


頷き方もかな。頷きながら聴いてる方が理解度が高い、って竹林先生もおっしゃってたし。

 

 

 

 


聞き上手にもなりたいし、

話し上手にもなりたい。

欲張りや。

 


話し上手。

落ち着いたトーン。

論理が整理されていて、流れが掴みやすい。

伝わらないであろう単語とかはちゃんと噛み砕いて、相手の辞書、知識量に合わせる。

 

 

 

自分は何か伝えたいときに思考が大渋滞して、伝えたいという気持ちが先走って、一気に情報が前面に出てきて言葉にしづらさを感じる。

 


聞くときも、話すときも、一歩引いてトーンをゆっくりしてみよっかな。

印象がだいぶ変わるかもしれない。

 


ここで全然論点がすり替わってることに気づいちゃった。

あたたかい人の話だった、

あたたかい人ねー。

聞き上手ってのは大きな要素の一つ。

 


あとは言葉の選び方とか。

SHELLYさんとかシオリーヌさん、タブタイのみんなは特にそういう細やかな気遣いを感じる。

多様性を尊重してるのが伝わる。

彼氏いる?じゃなくて恋人いる?だし

女性、じゃなくて子宮をもったすべての人、って言うし。

 


話の振り方。

ざっくりどう?じゃなくて答えやすいような質問形式だし。

 


質問の仕方。

柔らかくてオープンエンド。

 


気遣い。

しかもナチュラルな感じで、そっと気づかれない程度でもしっかり。

 


こんなにまとまんない回は初めてだ、

だけどそれっくらい要素が色々あって、どれも大事ってことかなとも。

こういう一つ一つの積み重ね。。

誰にも気づかれないような点、面でもこういう繊細さをもてる、そんなあたたかい大人になりたいものです。

新島の張先生に魅了された話。

それまでの離島医療のイメージは、言葉を選ばずにいうと

なんだかちっぽけ。。

グローバルヘルスだ、公衆衛生だ、とか言ってた自分にとっては規模があまりにも正反対すぎて、正直あんまり考えたこともなかった。

 


離島医療に興味あります、っていう口実で張先生に突撃メールを入れたときも、内心、離島医療べつにそんな興味もったこともないんやけどなぁー、、偽りっぽいメールやなぁって思ってて。

 


いざご対面。がちがちに緊張。

まず新島を観光ツアー。

この島全体が回診の廊下みたいですよ〜って。

おすすめの展望台とか、恐竜のモニュメントとか、島流しの話とか、

もうこのときから島への愛着を感じた。


そのときから気遣いがすごいというか紳士的すぎて。

雨で濡れないような配慮とか、段差ちょいあがりますよーとか。こんなちょっとしたとこまで気遣えてナチュラルな人、なかなかいないー。好感度もう高い。


診療所の中を見せてもらった。

離島の診療所だと医療資源限られてて、その中でやんないといけないイメージがあって。それと比べると意外と医療資源、そろってる。手術台もあり、思ってたよりも診察室の数ふくめ、充実していた。

 

ACCCCの話、上流下流の話。

ホワイトボードを使って、そういう家庭医療の考え方を教えてくれた。

張先生による家庭医療の入門編講座。笑

 

aアクセシビリティ

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思春期の女子が受診してきたときにどうアプローチするか?何が考えられるか?子宮頚がんワクチンの話をそっとしたり、学校生活に困ってないかフォローしたり。

 


複雑困難事例、なんて考え方があるよーって。

シンプル、コンプリケーテッド、コンプレックス、カオティック

 


家庭医療の大きな教本があって図鑑みたい。

家庭医療学っていう紫の本。これは書いたいなぁ。

 


救急車、ヘリコプター事情。

119番で役場につながる、救急車の運転は事務の人が。専門の運転手とかいないから全部自分達でやんないといけないみたい。

東京へのドクターヘリはない、?

赤いヘリコプターみたいな独自ので運ぶ


広尾病院、ぼくとう病院、大久保とか、多摩、東京ヘリポート、赤坂とかにつなぐ。

どういう系の専門医ならどの病院へ、っていうのがある程度決まってる。


あとは妊婦さんの健診まで全部やらないといけない。

これは離島でしかなかなかできないらしい。

ここにも先生はやりがいを感じられていて。

さすがにお産は本島に送らないといけないけど。

たしかに、普通妊婦さん、だいたいは自らの意思で産婦人科いこう、ってなるもんなぁ。家庭医のとこいこう!って思わないもんなぁ。


あとは、地域における疾患の特性について。

保存食では塩がたくさん使われてる。くさやとかもその一例。

これもあって高血圧の割合が高いんだよね。

じゃあそれをどうヘルスプロモーションにつなげるか。

散髪やさんに血圧計おくというのがヘルスプロモーションの一例らしい。


あー、この地域特性の話、

佐野の佐野ラーメンの話と同じだ!

あと関連する話だと久米島では小児の肥満が問題らしい。アメリカ軍からお菓子をもらってたから。

 


先生とお話してて、もう随所に張先生のお気遣いを感じた。

一瞬で二人で惹かれてしまった笑

もちろん張先生ご本人のお人柄もあるんだろうけど、その土台にプラスして家庭医としてのプロフェッショナルマインドも上乗せされてるんだろうな〜。

 

たぶん離島医療の先生で初めて会ったのが張先生じゃなかったら、こんなに離島医療に惹かれることなかったんだろうなぁ。

張先生に出会えてよかった。


でもこんな感じでこれからも会いに行ったり曝露された環境に惹かれてわぁー!これだ、ってなるんだろうなぁ、、

今のとこは離島医療だけど、次は何にわー!って惹かれちゃうんだろうか、、?

そんなドリフト的な生き方、進路の決め方、自分らしくておもしろいなぁ。

むしろその時代時代で求められるものが著しく変化してるいま、そういう生き方があってるのかもしれない。

亀田ファミクリにまたいつでも帰りたい

亀田ファミクリにまた戻りたい。

ファミクリの皆さんにはあたたかく迎え入れてくださって、すごく面倒を見ていただいた。

大学病院は家庭医と相入れない。

これまでも特に地方の大学の人とかそうだけど、家庭医を一回志してもそういう圧力を受けて泣く泣く家庭医をあきらめた人もこれまでにたくさんいるよ、って。

 


だからきっとポリクリ回ってくと排他的な扱い受けるだろうね、でもそんなときはファミクリに戻ってきな。

そしたら絶対に家庭医で大丈夫だ、って思えるから、って。

めちゃくちゃあたたかいし、ここが居場所って言ってもいいんだな、って。

逆にそこまで相入れないんだ、っていうのも衝撃で、

これから自分も散々否定されるんだろうけどそういう声も日本ではまだまだあるんだ、ということを受容しつつそれでも家庭医療に思いを寄せるわけを丁寧に説明できればいいな、って。

結局根本にある思想は同じで、患者さんが幸せになってほしい、より良い医療を提供したい、ってことで。

その根本思想の擦り合わせができればジェネラリストもスペシャリストもお互いを非難することなく互いの良さを認め合って互いに足りない部分を補完しあえるんじゃないかな。

 


って書きながら、自分もスペシャリストに対して少し批判的な表現をしているように思って、ブーメランだった。

ちゃんと考えると、ジェネラリストが解決できない問題ってのはそれぞれの分野のスペシャリストにお願いするわけだから、スペシャリストの存在なしにはジェネラリストは成り立たないわけで、

他方を否定して成り立つものではなさそう。

 


自分がどっちかの立場に一度立ってしまうと他方をいかに否定してこちらを肯定するか、っていう思考に走ってしまうのはほんとに良くないとこ。

どっちかに立ってしまったら一旦離れる。第三者の中立的な視点から見てみる。

 


でも結論、家庭医、ジェネラリストって憧れる!

 

念願の念願のHPVワクチン打てた!の話 インスタから

よーーうやくきた、待ちに待ったキャッチアップ。
積極的推奨再開の話が分科会であがった去年11月時点ではキャッチアップの先行きが見通せなくてもやもやしてた、、
ようやくこの時がきてほんとによかった。☺️

 

当時はなんも分からず両親の意向に従ったけど、
今度こそは自分ごととして色々経験したくて。

まずは案内を読み込んだり電話予約を取ったり、それで1回目無事接種。
その過程で何度も離脱しそう、、、って感じた。

 

離脱ポイント①
案内の資料
厚労省と区の2種類を比べると、やっぱり差が。。
伝えたいメッセージが先に長文で盛り込まれてて、接種の段取りを把握する前にまず読むのが嫌になりそう、、
表とか図の活用を見ても厚労省の方がビジュアルに訴えてくる感じ

ナッジの視点で見ちゃうからなのか、やっぱ引っかかる

 

離脱ポイント②
電話予約
サーバリックスとガーダシル、どっちでもいいわけじゃないんだよなぁ、、。
院内の在庫確認取れました、って言われて日程調整まで進んだけど、ふと聞いたらサーバリックスしかない前提で話が進んでて慌ててキャンセル。
特に希望なくうんうん、って話を聞いてたら流されるとこだった。

あと、何度かけても電話かからないとこはやっぱり離脱に繋がりそう

 

離脱ポイント③
2回目以降のフォロー
無事1回目接種したけど、2回目以降はまたご自身で手配してください〜でさらっと。
次回接種までのスケジュール目安とか説明されなくて大丈夫?ってこっちが焦っちゃった。

 

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感じたことの記録。

まさに自分の世代でホットトピックだから、1番自分としても関心があるとこでどーにか接種率上がってほしいなぁと願うばかり。

 

HPVエピソード、色んな方からぜひお話聞かせてもらいたいなぁ〜と思ったりします。