新島の張先生に魅了された話。

それまでの離島医療のイメージは、言葉を選ばずにいうと

なんだかちっぽけ。。

グローバルヘルスだ、公衆衛生だ、とか言ってた自分にとっては規模があまりにも正反対すぎて、正直あんまり考えたこともなかった。

 


離島医療に興味あります、っていう口実で張先生に突撃メールを入れたときも、内心、離島医療べつにそんな興味もったこともないんやけどなぁー、、偽りっぽいメールやなぁって思ってて。

 


いざご対面。がちがちに緊張。

まず新島を観光ツアー。

この島全体が回診の廊下みたいですよ〜って。

おすすめの展望台とか、恐竜のモニュメントとか、島流しの話とか、

もうこのときから島への愛着を感じた。


そのときから気遣いがすごいというか紳士的すぎて。

雨で濡れないような配慮とか、段差ちょいあがりますよーとか。こんなちょっとしたとこまで気遣えてナチュラルな人、なかなかいないー。好感度もう高い。


診療所の中を見せてもらった。

離島の診療所だと医療資源限られてて、その中でやんないといけないイメージがあって。それと比べると意外と医療資源、そろってる。手術台もあり、思ってたよりも診察室の数ふくめ、充実していた。

 

ACCCCの話、上流下流の話。

ホワイトボードを使って、そういう家庭医療の考え方を教えてくれた。

張先生による家庭医療の入門編講座。笑

 

aアクセシビリティ

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思春期の女子が受診してきたときにどうアプローチするか?何が考えられるか?子宮頚がんワクチンの話をそっとしたり、学校生活に困ってないかフォローしたり。

 


複雑困難事例、なんて考え方があるよーって。

シンプル、コンプリケーテッド、コンプレックス、カオティック

 


家庭医療の大きな教本があって図鑑みたい。

家庭医療学っていう紫の本。これは書いたいなぁ。

 


救急車、ヘリコプター事情。

119番で役場につながる、救急車の運転は事務の人が。専門の運転手とかいないから全部自分達でやんないといけないみたい。

東京へのドクターヘリはない、?

赤いヘリコプターみたいな独自ので運ぶ


広尾病院、ぼくとう病院、大久保とか、多摩、東京ヘリポート、赤坂とかにつなぐ。

どういう系の専門医ならどの病院へ、っていうのがある程度決まってる。


あとは妊婦さんの健診まで全部やらないといけない。

これは離島でしかなかなかできないらしい。

ここにも先生はやりがいを感じられていて。

さすがにお産は本島に送らないといけないけど。

たしかに、普通妊婦さん、だいたいは自らの意思で産婦人科いこう、ってなるもんなぁ。家庭医のとこいこう!って思わないもんなぁ。


あとは、地域における疾患の特性について。

保存食では塩がたくさん使われてる。くさやとかもその一例。

これもあって高血圧の割合が高いんだよね。

じゃあそれをどうヘルスプロモーションにつなげるか。

散髪やさんに血圧計おくというのがヘルスプロモーションの一例らしい。


あー、この地域特性の話、

佐野の佐野ラーメンの話と同じだ!

あと関連する話だと久米島では小児の肥満が問題らしい。アメリカ軍からお菓子をもらってたから。

 


先生とお話してて、もう随所に張先生のお気遣いを感じた。

一瞬で二人で惹かれてしまった笑

もちろん張先生ご本人のお人柄もあるんだろうけど、その土台にプラスして家庭医としてのプロフェッショナルマインドも上乗せされてるんだろうな〜。

 

たぶん離島医療の先生で初めて会ったのが張先生じゃなかったら、こんなに離島医療に惹かれることなかったんだろうなぁ。

張先生に出会えてよかった。


でもこんな感じでこれからも会いに行ったり曝露された環境に惹かれてわぁー!これだ、ってなるんだろうなぁ、、

今のとこは離島医療だけど、次は何にわー!って惹かれちゃうんだろうか、、?

そんなドリフト的な生き方、進路の決め方、自分らしくておもしろいなぁ。

むしろその時代時代で求められるものが著しく変化してるいま、そういう生き方があってるのかもしれない。